一人暮らしのお部屋選びは、自分のことだけを考えればいいため、家族みんなで暮らすときの間取り選びよりも軽く考えてしまうことが多いかもしれません。「家賃は安い方がいい」「立地さえ良ければOK」と、間取りよりも安さや環境を重視しているなんてこともあるでしょう。
でも、間取り選びに失敗すると不満がどんどん溜まる原因になるかもしれません。
今回の記事では、よくある失敗例をもとに部屋選びで注意したいポイントをお伝えしていきます。
◆オシャレ感のあるロフトだと思った → 階段がネックで使いづらい
一人暮らし向けのワンルーム物件によく見られるロフト。プラスαとして使えるスペースとあって、若い世代にも人気の間取りです。付いていない物件と比べると「オトク」のような気がしますよね。
ロフトを寝る場所にすれば、下のワンルームにベッドを置かずに済み、リビングが広くなりそう。ロフトのおかげで、部屋が広く使えそうなイメージが強いかもしれません。
でも、階段の昇り降りを面倒と感じる人も少なからずいるようです。それに、ロフトのハシゴが思ったよりも急で昇り降りのたびに怖いということも…。
内見のときには、実際に昇り降りを体験してみましょう。
◆一人暮らしだからワンルームでいい → キッチンスペースが一緒で部屋が狭い感じがする
リビング、キッチン、ダイニングすべてを兼ねているワンルーム。一人暮らしなら、ひとつの部屋でまとまっていると便利な感じがするかもしれませんね。
でも、キッチン前には物を置くことができません。それに、冷蔵庫を置いたら全体的なスペースが狭く感じてしまったという失敗談も。
ワンルームを選ぶなら、部屋の広さも重視しましょう。8畳のワンルームと5畳のワンルームでは、他の家具を置いたときに余る広さが全然違います。8畳くらいであれば、テーブルやベッドを置いてもちょっとしたゆとりが感じられるでしょう。5畳くらいの広さだとかなり圧迫感があるもの。自分の荷物や配置を考えて慎重に選びましょう。
◆細長いリビング → 家具の配置に困る
部屋が細長い形状の場合、家具の配置に困ることがあります。ベッドの方向も限定され、テレビやソファがすべて横長に並べて配置しなければならないケースも。広さにこだわるのはもちろんですが、部屋の形状も要チェックです。
また、窓の数にも配慮が必要。角部屋の場合、2方向に窓が配置されているときもあります。どちらもバルコニーに繋がっていると上から足元までの掃き出し窓でベッドを壁付できないかもしれません。
内見のときには、ベッドの置き場所も頭でイメージしておきましょう。
◆大きな窓で明るく快適!? → 隣の家からの視線が気になることも
隣家の窓の位置関係にも配慮したいところです。開放感のある大きな窓があると、ときどき窓を全開にしてスッキリとした気持ちになれそうな魅力があります。でも、位置的に隣の家の窓と同じ場所だったらどうでしょう…。窓を開けるたびに視線が合いそうになって、結局窓を開けづらくなってしまうこともあります。
◆まとめ
安さや立地などをメインにお部屋選びをすることもありますが、実際に住んだときのこともイメージしながら選ぶことが大事です。あまり間取りを重要視しないと、住んでから住み心地が悪く感じるケースも多いです。
快適度が低くストレスに繋がらないように、見落としがちなポイントもしっかりチェックして部屋を選びましょう。