ワンちゃんやネコちゃんの可愛らしい表情を見ていると心が癒されますよね。ペットを育てている人達の多くは「飼っている」というより「大事な家族と一緒に暮らしている」という感覚がほとんどなのではないでしょうか…?
住まい探しのときには、ペット達も暮らしやすい住まい探しをしたいものですよね。
ペットを愛する飼い主さん達に注目されているのが「ペット共生型」の物件。「ペット可」という一般的に知られているような物件とはひと味違った暮らしが可能なのだとか。
いったいどんな暮らしができるのでしょうか。
◆ペット可だからと安心できないペットライフ
愛犬家や愛猫家の人にとっては、お部屋探しのハードルは高いもの。「ペット可」は少しずつ物件数が増えてきましたが、全物件の1割程度しかなく、普通の物件探しよりも条件が難しいかもしれません。
希望の立地にペット可物件があれば早速検討したいところですが、空き室がないこともあるでしょう。それに、「ペット可」だからと居心地が100%良いとは言えないのが現状。
そもそも、ペット可は「ペットを飼っていない人も住んでいる」という物件です。なかには「動物が苦手」という人もいるかもしれません。犬や猫の鳴き声が原因で隣人トラブルに発展する可能性もあるでしょう。
ペット可と謳われている賃貸住宅でも、さまざまな条件が設定されているケースが多く、飼い主さん側が自分で周辺への細やかな気配りが必要です。
◆ペット可…よりも暮らしやすい「共生型」
「ペット可」とまったく違うコンセプトで誕生したのが、ペットとの暮らしを前提に造られた「ペット共生型」の物件。ペットに嬉しい設備が満載で、飼い主さんが快適と感じることはもちろん、一緒に暮らすペットたちも満足してくれるでしょう。
◎住民同士の繋がりが増える
ペット可物件との大きな違いが、「動物好きな人ばかりが住んでいる」という点。
住民同士が「ペットを飼っている」という同じ立場なので、鳴き声や足音などにも寛容なケースが多いでしょう。外で会えばペットの話で盛り上がるなど、交流がさかんな物件もあるようです。
◎ペットに嬉しい設備
室内には、ペットがくつろげる専用のスペース、滑りにくく響きにくい素材の床、ペットの臭いを消臭してくれる壁紙などの配慮が施されています。
共用部分にも散歩から帰宅したペットの足を洗う場所があり、室内に入るまえに足が綺麗にできますね。また、住民専用のドッグランやグルーミングルームが設置されている物件も。敷地内にあるので、いつでも利用できるのが嬉しいですね。
◆まとめ
ペット共生型は「ペットの快適な暮らし」に配慮している物件です。ペットが好きな人たちばかりが入居しているので、物件内での人間関係のストレスも減るでしょう。近年、ご近所付き合いが希薄と言われていますが、“ペット好き”という点を通じてコミュニティができるのは嬉しいことかもしれませんね。
飼い主さんとペットが幸せな理想的な暮らしができるペット共生型物件。これから、ますますペット愛好家の方たちから注目が高まりそうですね。